先祖からの贈り物。(ナッツ/木の実)エビデンス篇
秋田県にある大湯環状列石で強烈に気付かされた。
人間はナッツ(木の実)をいつから食べてきたのか!?
目の前にある炭化したナッツが4000年前(縄文後期)の住居遺跡から出土したというのだ。
種類も豊かにクルミ、トチ、クリ、ドングリ、と日本固有のナッツたち。
思いを馳せるとエビデンスがあるのが4000年前でナッツは人類がまだ動物に近かった時代から食べられてきたと想像できる。(エビデンスは知らんけど)
縄文時代以前から、動物、魚、貝、甲殻類、草、根っこ、海藻、果実、そしてナッツなどを食してきたと考えられる。
先人が「食」の経験を連綿とつむぎ、現在まで至った進化の結果それらの食材の栄養を十分に甘受できる体を作ってくれた。
対照的なケースはアジア人以外の人たちは海藻をうまく消化できないという話。
現代には、サプリメントやプロテインといった、新しいケミカルな食べ物が日々誕生してい る。
しかし、そういった食品の栄養価が高くとも、人間の身体が一日に摂取できる栄養量には限りがあり、実際に取り込めるのはそのうちのわずかである。
比べて、原始の時代から食されてきた物はどうだろうか。
先祖が長い時間をかけて適応したことにより、効率よくエネルギーに変換できる仕組みが私たちに備わっているのではないだろうか。 食事は栄養はもちろん、「食べる」という動作そのものも重要だ。
食べ物を「見」、「おいしそうと感じる」ことで唾液が分泌し、「よく噛む」ことで胃が食べ物を受け入れる準備をす る。
この過程を踏まえているかどうかで、食べた物が無理なく体に取り入れられる。
単純な目に見える数値よりも、私たちの先祖が築き上げてくれた、本能的なシステムに寄り添う食事が大切だろう。
ナッツ(木の実)は、古来より人類が口にしてきた食物の一つ。
栄養素に加え、人体が自然と適応でき る条件の備わった素晴らしい食品だという気付があった。